CreavePlus
2026.07.15CMS・更新性

ホームページの保守費用は月いくらが相場?内訳・WordPressが高くなる理由・乗り換えまで解説

AUTHORCreavePlus 合同会社

ホームページを運用していると、毎月かならず発生するのが保守費用です。相場はおおよそ月1万円から5万円ほどですが、請求書を見て「この金額は、いったい何に対して払っているのだろう」と感じたことのある方は、少なくないはずです。

保守費用は、含まれる作業の中身が会社ごとに大きく異なります。そのため「高い・安い」だけで比べても実態はなかなか見えてきません。

この記事では、まず保守で行う作業の中身と相場を丁寧に整理します。そのうえで、WordPressで運用を続ける場合と、Next.js+CMSで作り直す場合を費用と仕組みの両面から比べていきます。今の保守費が妥当かどうかを判断するための材料として、お役立ていただければ幸いです。

そもそも「保守」とは、何をする作業なのか

ホームページの保守と一口に言っても、その中身はいくつもの作業の集まりです。代表的なものを挙げると、次のようになります。

ひとつめは、サーバーとドメインの維持です。サイトを表示し続けるための土台であり、契約更新や設定管理が必要になります。ふたつめはシステムやソフトウェアの更新です。とくにWordPressのようなCMSでは本体やプラグインが頻繁に更新され、これを適用し続ける作業が発生します。

3つめは、セキュリティ対応です。脆弱性が見つかった際の対応や、不正アクセスの監視が含まれます。4つめは定期的なバックアップ。万が一の障害や改ざんに備えて、復旧できる状態を保っておく作業です。

そして表示崩れや不具合が起きたときの修正対応、軽微な文言・画像の差し替え、障害時の一次対応なども保守に含まれることがあります。「何をどこまでやってくれるか」で金額が変わるのは、このためです。

保守費用の相場|プランの手厚さで月額はこう変わる

保守費用は、含まれる作業の範囲によっておおむね三段階に分かれます。

最低限のプランは月1万円前後が目安です。サーバーとドメインの維持、簡単な文言修正までを含むいわば「サイトを止めないための最小限」の内容です。

標準的なプランは月2万〜3万円ほど。ここにソフトウェアの更新やセキュリティ対応、定期バックアップが加わります。多くの中小企業のサイトがこの範囲で契約しています。

手厚いプランになると月3万〜5万円、あるいはそれ以上です。定期的な改修や、アクセス解析にもとづく改善提案まで含むことがあります。金額だけでなく「その作業が本当に自社に必要か」という視点で見直すと、過不足が見えてきます。

なぜWordPressは保守費が高くなりやすいのか

保守費が高くなる背景には、WordPressという仕組みそのものの特性があります。

WordPressは本体とプラグインが頻繁に更新されます。更新を放置するとセキュリティ上の穴が残りそこを突かれてしまうため、更新作業とセキュリティ対応が欠かせません。この「更新し続けないと安全を保てない」という構造が、毎月の作業を生み続けます。

また、機能を足すためにプラグインを増やすほどサイトの表示は重くなり、プラグイン同士の相性による不具合も起きやすくなります。動きが不安定になれば、その調整にも手間がかかります。

さらに、世界のWebサイトの四割以上がWordPressで動いているといわれます。利用者が多いぶん、攻撃者にとっても狙いやすい標的であり、セキュリティ対応の重要度はどうしても高くなります。これらが積み重なってWordPressの保守費は高止まりしやすいのです。

Next.js+CMSにすると、保守はどう変わるのか

では、作り直す場合の選択肢として挙がるNext.jsとは何か、そして保守がどう変わるのかを説明します。

Next.jsは、世界基準で使われているWeb制作の技術です。あらかじめページを組み立てておく作り方(静的生成)ができるため、表示がとても速くアクセスが集中しても安定しています。

保守の面で大きいのは構造的に壊れにくいことです。WordPressのように多数のプラグインへ依存せず、更新に追われる場面が大きく減ります。また、データを常時公開の状態に置かない設計にできるため、セキュリティ上の弱点も生まれにくくなります。

その結果、保守は「壊れないように守り続ける作業」から、「必要なときに育てていく作業」へと性質が変わります。保守費を月1万円程度に抑えられることが多いのは、こうした仕組みの違いによるものです。

WordPressで運用を続ける

月3〜5万円の保守が続きやすい。更新・セキュリティ・速度対策が毎月の作業として発生し、プラグインが増えるほど重く、不安定になりやすい傾向があります。

Next.js+CMSで作り直す

表示が速く、構造的に壊れにくい設計です。保守は月1万円程度に抑えられることが多く、更新に追われる負担からも解放されます。

CMSは「記事の入れ物」ではなく「会社専用のデータ基盤」

作り直すのであればただ速くて壊れにくいだけで、終わらせるのはもったいないと私たちは考えています。ここで鍵になるのが、CMSの捉え方です。

一般にCMSは、ブログ記事を投稿・管理するためのツールだと思われがちです。しかしCreavePlusでは、CMSを「その会社専用のデータ基盤」として設計します。

たとえば、問い合わせの内容、予約の状況、在庫、顧客の情報。サイトに集まってくるこうしたデータを一か所にためておき、そこからサイトの表示にも社内で使うダッシュボードにも公式LINEでの配信にも流せるようにしておきます。

こうしておくと、サイトが「見せるためだけのもの」から「業務に使える土台」へと変わります。作り直しは単なる見た目のリニューアルではなく、会社の情報の使い方そのものを整える機会にもなるのです。

WordPressから乗り換えるときの流れ

「乗り換え」と聞くと大がかりに感じるかもしれませんが、進め方はある程度決まっています。おおまかには、次のような流れです。

はじめに、現状の整理を行います。今あるページ、記事、フォーム、蓄積されたデータを洗い出し何を引き継ぐかを決めます。

次に、記事やデータを新しいCMSへ移行します。WordPressにためてきた記事は、基本的にそのまま引き継ぐことができます。

続いて、URLの設計と転送(リダイレクト)の設定を行います。ここを丁寧にやることで、検索エンジンからの評価を引き継ぎます。最後に、表示速度やSEOの状態を確認したうえで公開します。

作業期間や費用は規模によりますが、進め方そのものは明確です。やみくもに作り替えるのではなく、引き継ぐべきものを引き継ぎながら土台だけを入れ替えるイメージです。

「記事は消えないか」「SEOは下がらないか」への答え

乗り換えをためらう理由は多くの場合この2つに集約されます。

ひとつは「これまで書いてきた記事が消えてしまうのではないか」という不安です。これは移行できます。WordPressに蓄積した記事は新しいCMSへ引き継げますので、ゼロからやり直しになることはありません。

もうひとつは「SEOの評価が下がるのではないか」という不安です。URLの設計と転送設定を正しく行えば、これまで積み上げてきた評価は引き継げます。むしろ表示速度が上がるぶん、評価にプラスへ働くことも少なくありません。事前の設計さえ丁寧に行えば、過度に恐れる必要はないと考えています。

それでも、WordPressのままでいいケースもあります

公平にお伝えするとすべてのサイトが作り直すべきというわけではありません。次のような場合は、無理に乗り換える必要はないでしょう。

更新がほとんど発生しないサイトや、今の表示速度・使い勝手に困っていないサイトであれば現状のままでも十分に役割を果たしています。乗り換えには相応の費用がかかりますので、必要のない作り直しはおすすめしません。

判断の目安はシンプルです。毎月の保守費に見合う価値を感じられているか。表示速度や更新のしにくさのせいで機会を損していないか。このどちらかにひっかかるようであれば作り直しを検討する価値があります。

作り直しを検討すべきサイン

  1. 保守費が月3万円を超えているが、内訳をきちんと説明されたことがない
  2. ページの表示が遅く、スマートフォンでのストレスを感じる
  3. 更新のたびに制作会社へ依頼が必要で、時間もお金もかかる
  4. 問い合わせや予約などのデータが、サイトとバラバラに管理されている
  5. セキュリティやプラグインの不具合で、過去にトラブルが起きたことがある
NOTE

ホームページの保守費用は月1万〜5万円が相場です。金額は「どこまでの作業を含むか」で決まります。とくにWordPressは更新とセキュリティのために作業が発生し続ける構造で、それが保守費の高さにつながります。Next.js+CMSで作り直せば、速度と安定性を得ながら保守を抑えられ、しかも業務に使えるデータ基盤が手に入ります。ただし、更新が少なく現状に困っていないサイトは、無理に乗り換える必要はありません。大切なのは、費用に見合う価値を得られているかどうかです。