SERVICE / CMS MIGRATION

CMS移行・保守と更新

WordPressを安全に運用するには本体やプラグインの更新情報を継続して確認し、重要な更新を速やかに適用できる体制が必要です。社内にその担当者がいるか、制作会社に任せられているか。どちらも難しい場合は管理するもの自体を減らす「載せ替え」という選択肢があります。

いま起きていること

NOW

WordPressは、更新できる体制があって初めて使い続けられます。

WordPressは更新し続けることを前提に使うソフトです。

2026年にはWordPress本体の脆弱性を受けてレンタルサーバー会社が利用者のサイトを自動更新する対応まで行われました。

WordPress周辺では毎年多くの脆弱性が見つかっています。特にプラグインは数が多く、修正版が出たら早く適用できる運用体制が必要です。

問題はWordPressそのものではなく、「誰が更新するのか決まっていない状態」で使い続けることです。

まずいまのサイトがどんな状態かを確認してください。

2026年に起きたWordPressの脆弱性とサーバー会社の対応について詳しく見る

この2か月でレンタルサーバー会社が利用者のWordPressを自動で更新しました

2026年7月、ログインしていない第三者がサーバー上でプログラムを実行できる脆弱性(wp2shell)がWordPress本体に見つかりました。プラグインやテーマの有無に関係なく影響します。IPAは認証なしで遠隔からプログラムを実行される可能性を示し、直ちに更新するよう案内しました。エックスサーバーは7月に攻撃経路を遮断し、7月31日ごろから8月25日にかけて影響を受けるWordPressを順次アップデートしました。

9月24日にはさらに広い範囲の脆弱性(CVE-2026-87902)が公表されました。対象はWordPress 4.7以降のすべてのバージョンです。ただし乗っ取りに至るにはテーマやサーバー環境などの条件があります。エックスサーバーは翌25日の夜に対象サイトの自動更新を実施し、全利用者に更新を求めています。

サーバー会社が利用者のサイトに手を入れることは普通ありません。通常は利用者自身が行うアップデートをサーバー会社側が実施するほど緊急性の高い対応だったことが分かります。

2025年にWordPressの周辺で見つかった脆弱性は11,334件で前年から42%増えました。91%はプラグインです。公開時点で修正版が無かったものが46%あり、悪用が多かった脆弱性では公開から最初の悪用までの加重中央値が5時間でした。

FREE TOOL 無料診断

WordPress無料診断

URLを入れるだけ。1分でいまの状態が分かります。

  • —本体が安全な版か
  • —公開情報から確認できるプラグインに既知の問題がないか
  • —外から入れる入口が開いていないか

要対応/要確認/懸念なし で判定してどうすればいいかまで書きます。診断に会社名・氏名・メールアドレスの入力は必要ありません。

どうやって調べるか
  1. 1
    公開されている情報だけを読む

    URLを開いたときに誰でも見られる範囲で、本体の版、入っているプラグイン、外から見える入口を集めます。ログインは試しません。

  2. 2
    世界で報告されている事例と照らし合わせる

    集めた情報をWordPress.orgが公開している全バージョンの安全性の一覧、プラグインの最新版と更新履歴、公表されている脆弱性の報告と照らし合わせます。

  3. 3
    判定して次の一手を出す

    要対応/要確認/懸念なし で判定し、まず何をするかまで書きます。

更新する人がいますか

CHECK

新しいバージョンが出たら誰かが数日以内に更新していますか

なぜ数日以内なのか

脆弱性が公表されてから最初の攻撃が来るまでは中央値で5時間です。影響の大きい脆弱性の約半数は24時間以内に攻撃が始まります。

攻撃する側は古い脆弱性も狙い続けます。更新していないサイトが残っている限り、公表から何か月たっても攻撃は止まりません。

だから「気づいたときに更新する」では間に合いません。新しいバージョンが出たことを知って数日以内に更新する人が要ります。

出典: Patchstack「State of WordPress Security in 2026」(新しいタブで開きます)

  • 本体とプラグインに新しいバージョンが出たら数日以内に更新する担当者がいる(社内でも制作会社でも)
  • その担当者が休んだり辞めたり、契約が切れたりしても代わりがいる
  • 更新して表示が崩れたときに前の状態に戻せる人がいる
  • 入っているプラグインを全部把握している人がいて、使っていないものは外している

4つとも当てはまるなら少なくとも日常の保守体制は整っています。欠ける項目がある場合は保守体制を見直すか、管理するものを減らす載せ替えを検討してください。

乗っ取られると何が起きるか

DAMAGE

見た目が動いているあいだは裏側が古くなっていることに気づきません。乗っ取られて初めて分かります。

記事・画像の消失や改ざん
書き続けてきた記事、撮ってもらった写真、料金表。バックアップが無ければ戻せません。あっても、いつから侵入されていたか分からないのでどの時点に戻せばいいかが決められません。
不審なサイトへの転送
御社のURLを開くと偽のショップや広告のページに飛ばされます。お客さまはそれを御社のサイトだと思います。
検索結果の警告と流入の減少
Googleが「このサイトはハッキングされている可能性があります」と表示することがあります。検索結果に警告が出たり、検索からの流入に大きな影響が出たりします。ブラウザが赤い画面で止めることもあります。
迷惑メールや攻撃の踏み台
御社のサーバーから迷惑メールが送られ、ほかのサイトへの攻撃に使われます。サーバー会社に止められてメールもサイトも使えなくなります。
復旧にかかる費用と時間
復旧には原因の調査、汚染の除去、バックアップの確認、再構築が必要になります。通常の保守より大きな費用がかかることがあります。

いずれも侵害されたサイトで実際に起こりうる被害です。

載せ替えると何が変わるか

WHY

管理するものを減らす。
BEFORE
WordPress
  • テーマ
  • プラグイン
  • PHP
  • データベース
  • サーバー
AFTER
Next.js
  • 記事を書く画面(CMS)
  • Vercel

残すものは残したまま、裏側だけを載せ替えます。

載せ替えると何が起きなくなるか

載せ替えれば安全性が高まります。いまのWordPressと比べて攻撃される面が小さく、更新が止まっても危険が積み上がりにくいからです。理由は5つあります。

パスワードを試される入口が公開サイトから消えます
いまは会社のサイトと管理画面が同じ場所にあり、誰でもログイン画面にたどり着けます。載せ替え後の公開サイトには見せる画面しかありません。記事を書く画面は別の場所(microCMS などのCMS)に移るので、御社のサイトのURLを叩いてもログイン画面は出てきません。
今年の2件のようなWordPress本体の脆弱性の影響を受けなくなります
wp2shell も9月の脆弱性も、WordPress本体の問題です。公開側でWordPressを動かさない構成にすればこの種の脆弱性の影響は受けません。Next.jsや使うライブラリの更新は残ります。
WordPressプラグインの更新作業がなくなります
脆弱性の91%はプラグインです。載せ替え後は御社のサイトに必要な機能だけを自分たちのコードとして持ちます。入れっぱなしで古くなるプラグインが無くなります。表示側で使うライブラリの保守は残ります。
「誰も更新していない」が起きにくくなります
記事を書く画面はCMSの提供元が、サイトを配る土台はホスティングの提供元が更新します。御社が見るのはサイトの表示部分だけです。担当者が変わっても、放置される部分がほとんど残りません。
公開側が壊れても記事データは別に残ります
公開サイトと記事データを分けて持ちます。公開側の障害や改ざんがそのまま記事データの消失につながりにくくなります。表示側のコードはGitに残るので前の状態に戻せます。

載せ替えたあとも守るものは残ります。問い合わせフォームの処理、外部サービスの鍵、使っているライブラリ。ここは弊社が見ます。放置したときに積み上がる危険はいまよりずっと小さくなります。

NEXT STEP 次にすること

壊れてからではなく、​いま決めてください。

危ないのは更新が止まったWordPressです。誰も更新していないサイトはいつ乗っ取られてもおかしくありません。社内に更新の担当者を置くか、制作会社に更新を頼むか、載せ替えるか。

やること

SCOPE

残すもの

  • —記事と画像。公開日や著者などの情報も一緒に移します
  • —URL。変えずに済むものは変えません。変わる場合は旧いURLから転送します
  • —見た目。デザインを変えずに中身だけ移すこともできます

新しくするもの

  • —管理画面。実際に触る項目だけに絞ります
  • —表示する部分。サイトの内容に合わせて軽く安定して配信できる構成にします
  • —公開の流れ。書いてから公開までを担当者だけで終えられるようにします

移したあと

  • —管理画面の使い方をお渡しします
  • —転送が効いているかを公開後も見ます
  • —記事が増えたあとの直し方も一緒に考えます
進め方

FLOW

  1. 聞く

    いまのサイトが何でできているかを調べます。ページの数、記事の数、使っているプラグイン、URLの形。ここをAIと一緒に洗い出します。

  2. 決める

    全部を移すのか。残すページを選ぶのか。管理画面から触れるようにする項目はどれか。ここを一緒に決めます。

  3. 移す

    記事と画像を取り出して新しいCMSの形に変換します。ここは手で写すと時間がかかるので自動化とAIを使います。

  4. 確かめる

    移したあとの中身を人が見ます。URLの転送、リンク切れ、検索での見え方。機械に任せきりにはしません。

  5. 公開して見る

    公開したあとも、転送や表示、検索での見え方に問題がないかを確認します。必要なところは調整します。

移行で一番時間がかかるのは、何を残して何をやめるかを決める工程です。

AIには調べる、取り出す、形を変えるといった手数のかかる作業を任せます。決めるのは人です。だから決めることに時間を使えます。

自社の事例

WORKS

CreavePlus公式サイトのトップ。ロゴの形の窓の中で波が動いている

CreavePlus公式サイト(このサイト)

弊社のサイトを載せ替えました。

WordPressNext.js + microCMS
Before
旧サイトはWordPressで運用していました。
課題
表示する部分・記事を書く部分・サイトを変更する部分が1つのソフトの中にまとまっていました。
移行
表示側をNext.js、記事の管理をmicroCMSへ分けました。
残したもの
既存の記事、画像、URLなどのコンテンツ資産。
変わったこと
記事の更新とサイトの開発を分けて管理できるようになりました。記事はCMSから更新し、表示側はコンテンツに触れずに直せます。
保守と更新

CARE

今のサイトのまま更新と保守を任せる

他社が作ったWordPressのサイトでも、今のまま引き受けます。

Webの担当が1人でも、更新の依頼と保守を弊社にまとめて任せられます。

載せ替えるかどうかは、任せていただいたあとで一緒に決めれば十分です。

こんなときに頼まれています

  • 前任者が辞めてサイトの中身が分からない
  • 制作会社と連絡がつかない
  • 更新を頼むたびに見積もりと日数がかかる
  • 触ると壊れそうで自分では更新できない
  • 上司にサイトの状態を聞かれても答えられない

料金

保守

弊社が作ったサイト
月額 ¥5,000〜
他社が作ったWordPressのサイト
月額 ¥10,000〜
この金額に含まれるもの

部品の更新と表示・動作の確認(WordPressは本体とプラグインの更新とバックアップも)

保守と更新代行 月3回

弊社が作ったサイト
月額 ¥15,000〜
他社が作ったWordPressのサイト
月額 ¥20,000〜
この金額に含まれるもの

保守に加えて文章や写真の差し替えを月3回まで

保守と更新代行 月5回

弊社が作ったサイト
月額 ¥20,000〜
他社が作ったWordPressのサイト
月額 ¥25,000〜
この金額に含まれるもの

保守に加えて文章や写真の差し替えを月5回まで

1回の更新は1ページの中の文章や写真の差し替えです。ページの追加や大きな直しはお見積もりします。見積もりは無料です。

他社が作ったWordPressを引き継ぐとき

これまで他社が作ったサイトの保守を70社ほど引き継いできました。最初に1回だけ引き継ぎの点検をします。料金は ¥30,000〜 です。引き継ぎは次の順で進めます。

  1. 契約と入口を確かめる(ドメインとサーバーの名義・ログイン情報・有料テーマのライセンス)
  2. 外から見える状態を確かめる(WordPressの版・SSL・スマホでの表示)
  3. 管理画面とサーバーに入れるかを確かめる
  4. 何かを触る前にファイルとデータベースを丸ごと控えに取る
  5. 本体・テーマ・プラグインの中身と更新日を確かめる
  6. 試しの環境で更新を試してから本番を更新する
  7. 表示とフォームの送信を確かめて保守を始める

保守を始めるまでは2週間ほどです。保守が始まったあとの更新代行は依頼を受けてから1営業日ほどで反映します(目安)。

頼み方による違い

比べること社内で担当者が更新制作会社にその都度頼む弊社に任せる
毎月の費用人件費のみ頼んだ月だけかかる月額で決まっている
更新までの早さ担当者の手が空いたとき見積もりのやりとりが入る決まった回数まで依頼するだけ
担当者が辞めたとき分かる人がいなくなる制作会社しだい弊社が続けて対応
セキュリティの更新担当者が気づけば契約していなければ止まる保守に含まれる

始めるまで

  1. 無料サイト診断で今の状態を見る

  2. 管理画面・サーバー・ドメインの情報がそろっているか一緒に確かめる

  3. 引き継ぎができたら、その月から保守と更新を始める

情報が手元にそろっていなくても相談できます。前の制作会社から受け取るものは別の記事にまとめています。

よくある質問

契約の期間は決まっていますか
最低の期間はありません。1か月ごとに続けるかどうかを決められます。
月の回数を使わなかったら翌月に持ち越せますか
持ち越しはできません。回数を超えるときはその分をお見積もりします。
途中で載せ替えたくなったらどうなりますか
保守を続けながら載せ替えの準備を進められます。載せ替えの料金はこのページの料金のとおりです。
料金

PRICE

新しく作るより工程が増えます

移行はいまのサイトを調べるところから始まります。記事・画像・URLを洗い出して取り出し、新しいCMSの形に変換します。

検索からの評価を引き継ぐために旧いURLからの転送を設定し、公開後も表示と検索での見え方を確認します。何もないところから作る場合にはこの工程がありません。

CMS移行(デザインはそのまま)

¥300,000〜

目安:固定ページ10ページ程度・記事30本程度まで

見た目は変えずに裏側だけを載せ替えます。記事やページの数で変わります。

この金額に含まれるもの
  • —固定ページ10ページ程度まで
  • —記事30本程度まで
  • —CMSの設計
  • —記事と画像の移行
  • —Next.jsでの表示側の構築
  • —URLの維持と転送の設定
  • —SEOのメタ情報の移行
  • —公開前の確認
  • —操作の説明
  • —公開後の確認
内容に応じてお見積もり
  • +記事や固定ページの数が多い場合
  • +会員機能や決済など独自の機能がある場合
  • +多言語のサイト
  • +旧いサイトのデータが取り出せない形になっている場合

CMS移行+デザインの作り直し

¥600,000〜

上の内容に加えて見た目も新しくします。

この金額に含まれるもの
  • —情報設計
  • —ワイヤーフレーム
  • —デザイン
  • —トップページ
  • —下層ページのテンプレート
  • —スマホ対応の設計

公開後の保守

月額 ¥5,000〜

プラグインを使わない構成なので更新の作業が少なく、そのぶん保守の費用を抑えられます。

この金額に含まれるもの
  • —Next.jsと使っているライブラリの更新
  • —公開サイトの表示と動作の確認

ほかのサービスとの料金の比べ方は料金のページへ →

相談

CONTACT

載せ替えるかどうかを決めていなくても相談できます。まずいまのサイトが何でできていて、誰が更新しているのかを一緒に見ます。

  • —いまのサイトのURL
  • —更新している人と頻度
  • —保守を頼んでいる会社があるか
  • —困っていること