2026.10.15WEB制作

3Dサイトの制作を依頼するときの伝え方と見積もりの見方

AUTHORCreavePlus 編集部
3Dサイトの制作を依頼するときの伝え方と見積もりの見方
この記事の目次

3Dサイトの制作を依頼するときは、「すごい3Dにしたい」ではなく見せたい商品と場面を1つに絞って伝えます。そのうえで見積もりは、3Dを入れる範囲とスマホでの扱いが書かれているかで比べます。この2つが決まっていれば、Webに詳しくない担当者でも制作会社と話を進められます。

上司から「動きのあるサイトにしたい」と言われたものの何をどう頼めばよいか分からない。そんなWeb担当者の方に向けて、依頼のメモの書き方と見積もりの見方を書きます。

上司にそのまま見せられる依頼メモの表も付けました。3Dを入れない方がよい場面も正直に書いています。

頼む前に決めるのは見せたい物と場面の1つだけ

3Dの見積もりが読みにくくなる一番の理由は、何を見せるかが決まっていないことです。「他社のサイトのように立体的に」と頼むと、制作会社はいちばん大きな作りを想定して見積もるしかありません。

まずは「誰に・何を・どの画面で見せたいか」を1つに絞ってください。たとえば次のような書き方です。

  • 新しい商品の形と質感を、トップの画面で回して見せたい
  • 店内の広さと雰囲気を、予約を考えている人に見せたい
  • 工場の設備の大きさを、採用ページで学生に伝えたい

こう書くと3Dを入れる場所がトップの画面だけなのか、全部のページなのかがはっきりします。範囲が決まるほど見積もりは読みやすくなります。

反対に、伝えたいことが文章で足りるなら3Dは要りません。営業時間や料金を早く知りたい人が多いサイトでは、動きが情報の邪魔になることがあります。業種ごとの向き不向きと費用の目安は動きの種類ごとの費用の考え方で紹介しています。

制作会社に渡す依頼メモに書く7つのこと

制作会社に最初に連絡するときは、次の表の7つをA4の1枚にまとめて渡します。一般的なサイト制作の依頼でも、目的と参考サイトと予算と納期を先に伝えると話が早く進むとされています(Webサイト制作を依頼する流れの解説)。3Dの場合はこれに素材とスマホの項目が加わります。

項目

書くこと

書き方の例

1 目的

3Dで何を伝えたいか

新商品の形と質感を伝えて問い合わせにつなげたい

2 見せる物と場所

3Dにする物の数と入れるページ

商品1つをトップの画面だけ

3 参考サイト

近いと思うサイトのURLと良いと思った点

回るときの速さが近い(2〜3件)

4 3Dの素材

商品の3Dのデータがあるか

設計に使ったデータがある/写真しかない

5 スマホでの扱い

スマホでも同じ動きがほしいか

スマホは静止画でもよい

6 予算と公開の時期

大まかな上限と公開したい月

新商品の発売の月までに公開したい

7 公開後の更新

誰が何を直したいか

文章とお知らせは社内で直したい

予算は大まかでも書いてください。上限が分かると制作会社は「その金額で3Dをどこまで入れられるか」を提案できます。3Dのサイトを多く手がけるUtsuboの予算の解説でも、依頼の資料に予算感と見る人の端末を書くことが勧められています。

3つ目の参考サイトは、URLだけでなく「どこが良いと思ったか」を一言添えます。同じサイトを見ても色を気に入ったのか動きを気に入ったのかで作るものが変わるからです。

3Dの素材を誰が用意するかで見積もりが変わる

3Dのサイトの費用で大きいのは、立体の素材(3Dモデル)を作る作業です。商品の設計に使ったデータが社内にあれば、それを元にできる場合があります。写真しかない場合は、立体を一から作る作業が加わります。

素材の作成を頼むときは、3Dモデルの制作会社が勧める指示書の項目が参考になります(3Dモデルの制作指示書の書き方)。サイトで使うなら次の4つを伝えます。

  • 使う場所:スマホでも見られるホームページで使う
  • 数:3Dにする商品の数
  • 参考の資料:縮小していない元の写真や図面
  • 見せ方:どう感じてほしいか(重厚に見せたい/軽やかに見せたいなど)

Webで使う3Dは、映像やゲームで使う3Dよりかなり軽くする必要があります。ゲームの素材をWebで使う場合は細かさを大きく減らす調整が要るとされています(Utsuboのゲームサイトの制作ガイド)。すでに映像用の3Dがある会社でも、そのまま使えるかは見積もりの前に聞いておきましょう。

商品の数が多いほど素材の費用は増えます。最初は売りたい商品1つに絞り、反応を見てから増やす頼み方もあります。

どんな作り方ができるかは弊社のWebサイト制作のページで紹介しています。

見積もりは3Dの範囲とスマホでの扱いで比べる

見積もりが届いたら、金額より先に次の3つが書かれているかを見ます。

  1. 3Dを入れる範囲(どのページのどの部分か)
  2. 3Dの素材を作る費用が別に書かれているか
  3. スマホで重いときに何に替えるか

「3D演出一式」のように中身が分からない書き方だけなら、内訳を出してもらいます。内訳の無い一式の金額は、先ほどのUtsuboの予算の解説でも気をつけたい見積もりとして挙げられています。

スマホでの扱いは特に大事です。Googleは、ページで一番大きな画像や文字が2.5秒以内に出ることを良い目安にしています(web.devのLCPの説明)。3Dは読み込む量が多いので、スマホでは静止画や短い動画に替える作り方がよくあります。重さの確かめ方はスマホで遅くしないための5つの確認で紹介しています。

スマホで3Dがカクつくのは処理が追いつかないから

3Dをスマホで見ると動きがカクカクと引っかかることがあります。これは通信の遅さではなく、スマホの処理が追いついていないことが原因です。

多くのスマホの画面は1秒に約60回書き換わります。なめらかに見せるには1回分の絵を約16ミリ秒(0.016秒)で作り終える必要があります(web.devの描画の速さの説明)。間に合わない回が続くと絵が飛び、カクつきとして見えます。

スマホで処理が追いつかなくなる主な原因は次の4つです。

  • 3Dの素材が細かすぎる:パソコンでは軽く動く細かさでもスマホでは計算が間に合わないことがあります
  • 画面がきめ細かい:最近のスマホは画面の点の数が多く、そのぶん1回に描く量が増えます
  • ほかの動きと重なる:スクロールに合わせた演出や動画が同時に動くと処理の取り合いになります
  • 機種の差:作った人の手元で動いても古い機種や手ごろな価格の機種では同じように動かないことがあります

開発者向けのMDNの3Dを描くときの注意点でも、手元のパソコンで動く作りがほかの機器では動かないことがあると書かれています。

スマホでよく見られるサイトで起きやすい3つのこと

  • 見たい情報までたどり着けない:スクロールが重くなると料金や問い合わせの場所に進む前に閉じられやすくなります
  • 電池の減りが早くなる:処理の重い状態が長く続くほど電池の持ちは悪くなります(WebKitの電力の解説)
  • 機種によっては3Dが出ない:古い機種では3Dの部分が表示されなかったり途中で止まったりすることがあります

同じWebKitの解説では、画面に見えていない動きは止めることが勧められています。3Dが画面から外れたら止まる作りにしてもらうと電池の減りを抑えやすくなります。

お客さまの多くがスマホで見るサイトなら、3Dはパソコンだけにするかスマホでは軽くした版にするのが安全です。見積もりの前に「手ごろな価格のスマホでも試してもらえるか」を聞いておくと安心です。

比べやすくするには、どの会社にも「3Dを入れた場合」と「入れない場合」の2通りで見積もりを頼みます。差額が3Dにかかる費用です。その差額で得たいことが手に入るかを、上司と話し合えます。

参考までに弊社では、コーポレートサイト制作は150,000円からです。基本のページ一式と自分で更新できるCMS(文章や写真を管理画面から直せる道具)の導入と問い合わせフォームが入ります。3Dや演出を入れる場合は内容をうかがって個別にお見積もりします。見積もりは無料です。

よくある頼み方ごとの費用は弊社の料金の一覧で比べられます。

公開後に誰が何を直せるかを先に決める

3Dのサイトは公開してからの手間も考えておきます。文章や写真やお知らせは、CMSを入れれば社内で直せるようにできます。一方で3Dの動きや素材を変えるときは、制作会社の作業が必要になります。

契約の前に次の3つを確かめておくと、後で困りません。

  • 社内で直せる場所と制作会社に頼む場所の線引き
  • 修正の回数と回数を超えたときの費用
  • 公開後の保守の月額と中身(ブラウザの更新で崩れていないかの確かめを含むか)

動きの多いサイトほど、ブラウザの更新で表示が変わっていないかを確かめる手間が増えます。3Dの費用は作るときだけでなく、公開後の数年分で考えてください。Utsuboの予算の解説でも、保守やサーバーなどの公開後の費用を初期費用と分けて見るよう勧めています。

弊社も正直に言うと、目的がはっきりしないまま3Dを入れることはおすすめしていません。3Dが無くても、写真がゆっくり出る程度の小さな動きで十分伝わる場面は多いからです。

3Dのサイトで迷ったときに弊社にできること

3Dのサイトを頼むときに、担当者の方が抱えやすい悩みは次の3つです。

  • 上司の「動きのあるサイトに」をどう依頼の言葉にすればよいか分からない
  • 見積もりの金額が妥当か判断できない
  • 公開後に自分で直せるのか不安

弊社なら次のように進めます。

  • 最初の打ち合わせで見せたい物と場面を一緒に1つに絞り、依頼メモの7つを埋めます
  • 「3Dを入れた場合」と「入れない場合」の2通りで見積もりを出します。コーポレートサイト制作は150,000円からで3Dや演出の分は無料でお見積もりします
  • 文章や写真やお知らせを社内で直せるCMSを入れて、3Dの部分だけを弊社が受け持つ形にできます

弊社は2017年から300件以上のサイトやシステムを作ってきました。何から決めればよいか分からない段階でも、弊社への相談からお気軽にどうぞ。初回の30分は無料です。

よくある質問

3Dサイトの制作はどのくらいの期間がかかりますか

期間は3Dを入れる範囲と素材があるかで大きく変わります。見積もりと一緒に期間の目安も出してもらってください。公開したい時期を依頼メモに書いておくと逆算して提案してもらえます。

3Dの素材は自分で用意したほうが安くなりますか

商品の設計に使ったデータがあれば元にできる場合があります。ただしWebで使うには軽くする調整が要るのでそのまま使えるとは限りません。見積もりの前にデータがあることを伝えて確かめてください。

スマホでも3Dは動きますか

動きますが処理が追いつかずにカクつくことがあります。スマホでは静止画や短い動画に替える作り方もあります。どちらにするかを見積もりの前に決めておくと比べやすくなります。

3Dのサイトを頼むといくらからですか

弊社のコーポレートサイト制作は150,000円からです。3Dや演出を入れる場合は内容をうかがって個別にお見積もりします。見積もりは無料です。

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