Googleマップの埋め込みに料金はかかる?無料で使える地図の範囲

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ホームページにGoogleマップを埋め込んで店の場所を見せるだけなら、料金はかかりません。料金が出るのは、店舗の一覧を並べるような動く地図をMaps JavaScript APIで作り込んだ場合です。それも月に1万回を超えて表示したときだけです。
Googleの開発者向けの説明では、地図をページに置くMaps Embed APIは無料で回数の上限もありません(Google Maps PlatformのMaps Embed APIの料金の説明・2026年10月21日更新)。「Googleマップは有料になった」という話は、2018年の決まりの変更から広まったものです。
この記事では、無料で使える地図と料金が出る地図の違いを順に説明します。そのうえで御社のホームページの地図がどちら側かを見分ける基準をお伝えします。
場所を見せるだけの埋め込みの地図は無料で使える
店のホームページの地図は、多くの場合「店の場所を1か所見せる」ためのものです。この使い方なら、Googleマップの画面から貼り付け用のコードを取り出すだけで載せられます。
Googleマップのヘルプには、パソコンでの手順が次のように載っています(Googleマップ ヘルプの地図の共有の説明)。
- パソコンでGoogleマップを開き店の場所を出す
- 左上のメニューから「地図を共有または埋め込む」を選ぶ
- 「地図を埋め込む」を選び「HTMLをコピー」を押す
- コピーしたコードをホームページの地図を置きたい所に貼る
同じヘルプでは、経路を検索した結果も同じ流れで埋め込めると説明されています。駅から店までの道順を見せたいときにも使えます。ただし保存済みの場所を含む地図や、距離を測った地図は共有できません。
このヘルプの手順には、APIキー(Googleに使う人を知らせるための合言葉の文字列)の登録も料金の説明も出てきません。開発者向けのMaps Embed APIでも、地図を置くこと自体は無料で回数の上限もありません。
店の場所を1か所見せる地図なら、埋め込みで載せて料金を心配する必要はありません。
有料になると言われたのは2018年に決まりが変わったから
では、なぜ「Googleマップは有料」という話が広まったのでしょうか。理由は2018年の決まりの変更です。
Googleは2018年6月4日の発表で、開発者向けの地図の機能を使う人に2つのことを求めました(Google Maps Platformの2018年6月4日の発表)。1つは支払いの情報を登録したアカウントを作ることです。もう1つは正しいAPIキーを使うことです。新しい料金は2018年7月16日から始まりました。
今も同じ考え方が続いています。Googleの説明では、Google Maps Platformを使い始めるには支払いの設定をしたプロジェクトとAPIキーが要ります(Google Maps Platformの始め方の説明・2026年10月23日更新)。
支払いの情報を登録すると聞くと、使うだけで請求が来るように感じます。けれども登録が要ることと料金が出ることは別の話です。Maps Embed APIは登録をしても無料のままです。
「有料になった」の正体は、開発者向けの機能に支払いの登録とAPIキーが要るようになったことです。
料金が出るのは動く地図を作り込む場合
前の節のとおり、地図を置くだけなら料金は出ません。料金が出るのは、地図の上に自分でピンを並べたり表示を変えたりする機能を使う場合です。
たとえば次のような地図は、Maps JavaScript API(ページの中で動く地図を作るための開発者向けの機能)で作ります。
- 複数の店舗をピンで並べて押すと店の情報が出る地図
- お客さまの今いる場所から近い店を探せる地図
- 店の色に合わせて地図の色や表示を変えた地図
Google Maps Platformの料金の一覧では、この動く地図は「Dynamic Maps」として数えられます(Google Maps Platformの料金の一覧・2026年10月23日更新)。月に10,000回までは無料です。超えた分は最初の段階で1,000回あたり7ドルです。画像として地図を出すStatic Mapsは、月に10,000回まで無料で超えた分は1,000回あたり2ドルです。同じ一覧でMaps Embedは「Unlimited」と書かれていて料金はかかりません。
回数は地図が表示された回数で数えます。表示が月に10,000回より少ないなら、動く地図でも無料の範囲に収まります。
料金を気にするのは、ピンを並べるような動く地図を作り込むときだけです。
御社の地図が無料の側かを見分ける
ここまでの話を表にまとめます。御社のホームページの地図がどちら側かを確かめてください。上司に説明するときにもそのまま使えます。
確かめること | 無料の側 | 料金を確かめる側 |
|---|---|---|
地図で見せたいもの | 店の場所1か所か駅からの道順 | 複数の店舗の一覧や近い店の検索 |
地図の作り方 | Googleマップの「地図を埋め込む」から貼る | 制作会社がAPIキーを使って作り込む |
支払いの登録 | していない | Googleの支払いのアカウントがある |
月の表示の回数 | 気にしなくてよい | 10,000回を超えるかを見る |
4つとも左の列なら、無料の側です。今の地図をそのまま使い続けて大丈夫です。
1つでも右の列があるなら、料金を確かめる側です。Googleの支払いのアカウントの持ち主と、毎月の表示の回数を先に確かめてください。
御社が今日やること
次の4つは今日確かめられます。
- ホームページの地図が1か所の場所を見せる地図かピンが並ぶ地図かを見る
- Googleからの請求のメールや支払いのアカウントが社内にあるかを確かめる
- 地図を貼り直すならGoogleマップの「地図を埋め込む」からコードを取り出す
- 作り込んだ地図があるなら作った制作会社にAPIキーの持ち主を聞く
やりがちな失敗は、APIキーの持ち主が分からないまま放っておくことです。前の制作会社の名前で作られたキーだと、地図が出なくなったときに御社では直せません。作り込んだ地図があるなら、キーと支払いのアカウントを誰が持っているかだけは今日確かめてください。
地図のほかにもホームページで見直す所があるか知りたいときは、無料のサイト診断で表示の速さやスマホでの見え方を確かめられます。店のホームページの費用の全体は、自分で作る場合と頼む場合の比べ方を別の記事で説明しています。
弊社がやっていること
弊社は2017年から300件以上のサイトやシステムを作ってきました。店のホームページに地図を載せるときは、まず見せたいものが店の場所1か所なのか複数の店舗なのかを確かめます。
場所を1か所見せるだけなら、Googleマップの埋め込みを使います。APIキーを使う地図を作るのは、複数の店舗を並べたいなど埋め込みでは足りないときだけです。その場合はキーと支払いのアカウントの持ち主をお客さまの側に置きます。
一方で弊社をすすめない場合もあります。
- 地図を1か所載せるだけなら御社でGoogleマップの埋め込みから貼れるので弊社に頼む必要はありません
- Googleの料金はGoogleが決めるもので弊社は将来の料金を約束できません
地図を含めたホームページの作り直しを考えるときは料金の一覧をご覧ください。御社の地図がどちら側か迷うときは相談の窓口からご連絡ください。初回の30分は無料です。
よくある質問
Googleマップの埋め込みにAPIキーは要りますか
Googleマップの「地図を埋め込む」から貼る地図ではヘルプの手順にAPIキーの登録は出てきません。開発者向けのMaps Embed APIを使う場合はAPIキーが要りますが料金は無料です。
埋め込んだ地図の表示の回数に上限はありますか
Maps Embed APIには回数の上限がありません。Googleの説明では1日や1秒ごとの上限もありません。
スマホで見たときも地図は無料ですか
無料です。料金が出るかどうかは見る端末ではなく地図の作り方で決まります。
前の制作会社が作った地図が出なくなりました
APIキーか支払いのアカウントが止まっている可能性があります。作った制作会社にキーの持ち主を確かめてください。