3DサイトはSEOに不利?Googleが読める所と読めない所

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3DサイトにしただけでSEOに不利になり検索に出なくなるわけではありません。Googleが読むのは3Dの絵ではなくページの文字とリンクなので、見出しやメニューを3Dの外にふつうの文字で置けば検索に出せます。
Googleの説明では、ページを組み立てたあとのHTMLに見えない中身はインデックス(検索に使うための登録)ができません(Google検索セントラルのJavaScript SEOの基本・2026年3月4日更新)。3Dの絵の中にだけ描いた文字は、この「見えている中身」に入りません。
この記事では、Googleがページをどう読むかを順に説明します。そのうえで御社が頼もうとしている3Dのサイトが検索に出せる側かを見分ける基準をお伝えします。
Googleが読むのは絵ではなくページの文字とリンク
3Dや動きのあるサイトの多くは、JavaScript(ブラウザーの中で動くプログラム)で画面を作ります。Googleはこうしたページを3つの段階で読むと説明しています。
- クロール:ページを見つけて取りに行く
- レンダリング:JavaScriptを動かしてページを画面の形に組み立てる
- インデックス:組み立てたページの中身を検索に使うために登録する
同じ説明では、レンダリングの順番待ちは数秒のこともあればもっと長くかかることもあるとされています。Googleは時間がかかってもJavaScriptを動かしてページを組み立てるので、JavaScriptで作ったこと自体で検索に出なくなるわけではありません。
問題になるのは組み立てたあとのページに何が残っているかです。Googleは組み立てたあとのHTMLに見える中身しか読めないと書いています。
3Dかどうかではなく組み立てたあとのページに文字とリンクがあるかで検索に出せるかが決まります。
3Dの絵の中に描いた文字は検索に使われない
では3Dの部分は組み立てたあとのページにどう残るのでしょうか。3Dの絵は多くの場合canvas(ブラウザーの中で絵を描くための領域)に描かれます。
canvasに描いた文字は絵の一部になるので、HTMLの文字としては残りません。たとえば3Dの空間に浮かぶ看板に店名やサービス名を描いても、Googleから見ればそれは画像の中の模様と同じです。
もう1つ気をつけたいのが、スクロールや操作をしたあとにだけ出てくる文字です。Googleは画像などをあとから読み込む方法の説明の中で、Google検索はページを操作しないと書いています(Google検索セントラルの遅延読み込みの説明・2025年12月10日更新)。スクロールに合わせて文字を読み込む演出だと、その文字はGoogleに届かないことがあります。
文字が最初からページにあって見た目だけを動かす作りなら、この心配はありません。動きの演出そのものは残せます。
大事な文字は3Dの絵の中に描かずにページを開いた時点でふつうの文字として置く必要があります。
リンクは決まった書き方でないとGoogleがたどれない
文字の次はページどうしをつなぐリンクです。Googleはリンクをたどってほかのページを見つけるので、リンクの書き方で見つけてもらえるページの数が変わります。
Googleの説明では、Googleがたどれるのはhrefの付いたaの要素(HTMLでリンクを書くときの決まった書き方)だけです(Google検索セントラルのクロール可能なリンクの説明・2025年12月10日更新)。押したときにプログラムで移るだけのものや、aの要素を使っていないものはすすめられない例として挙げられています。
3Dのサイトでは、空間の中の物を押すと別のページに移る作りがよくあります。この移り方がプログラムだけで作られていると、Googleはその先のページを見つけにくくなります。
3Dの中の物から移れるようにしても別にふつうのリンクのメニューを置けばGoogleはページをたどれます。
検索に出せる3Dのサイトと出しにくい3Dのサイト
ここまでの3つの点を表にまとめます。御社が頼もうとしているサイトや見本にしているサイトがどちら側かを確かめてください。上司に説明するときにもそのまま使えます。
確かめること | 検索に出せる側 | 検索に出しにくい側 |
|---|---|---|
見出しと説明の文字 | 3Dの外にふつうの文字で置いてある | 3Dの絵の中にだけ描いてある |
ページを移るリンク | メニューにふつうのリンクがある | 3Dの物を押したときだけ移れる |
操作で出てくる文字 | 開いた時点でページにあり見た目だけが動く | スクロールや操作のあとに読み込まれる |
3つとも左の列なら、検索に出せる側です。3Dの演出はそのまま進めて大丈夫です。
1つでも右の列があるなら、検索に出しにくい側です。制作会社に頼む前に、その文字やリンクを3Dの外にも置けるかを相談してください。
御社が今日やること
次の4つは今日できます。
- 今のサイトか見本のサイトをスマホで開き見出しの文字を長押しして選べるかを試す
- メニューの項目を長押ししてリンクのコピーなどのメニューが出るかを見る
- 店名やサービス名や電話番号など検索で見つけてほしい言葉を書き出す
- 書き出した言葉を3Dの外のふつうの文字で置くよう見積もりの依頼に書く
文字を選べないか長押ししてもリンクのメニューが出ないなら、その部分は絵として描かれている可能性があります。
やりがちな失敗は、見た目を先に決めてから文字の置き場所を考えることです。3Dの画面ができあがってから文字を外に出そうとすると作り直しが増えます。頼むときの伝え方は3Dサイトの依頼の伝え方と見積もりの見方の記事で説明しています。
今のサイトの表示の速さやスマホでの見え方も気になるときは、無料のサイト診断で確かめられます。
弊社がやっていること
弊社は2017年から300件以上のサイトやシステムを作ってきました。弊社のサイトもWordPressからmicroCMSとNext.jsに載せ替えています。
3Dや動きのあるサイトのご相談では、検索で見つけてほしい言葉とメニューを3Dの外にふつうの文字で置けるかを一緒に確かめられます。費用の目安は3Dや動きのあるホームページの費用の記事にまとめています。
一方で弊社をすすめない場合もあります。
- 検索からの集客が主な目的で文字の多いページが中心なら大きな3Dを入れること自体をすすめません
- 3Dを入れれば検索の順位が上がるとは言えず弊社も順位を約束できません
- Googleがページをどう読むかはGoogleが決めるもので変わることがあります
3Dを含めた作り直しを考えるときは料金の一覧をご覧ください。御社のサイトがどちら側か迷うときは相談の窓口からご連絡ください。初回の30分は無料です。
よくある質問
Three.jsで作ったサイトはSEOに不利ですか
Three.jsを使うだけで不利にはなりません。Googleは組み立てたあとのページの文字とリンクを読むので見出しやメニューを3Dの外に置けば検索に出せます。
3Dの中の文字をGoogleに読ませる方法はありますか
3Dの絵の中に描いた文字はそのままでは読まれません。同じ内容を3Dの外にふつうの文字で見える形で置いてください。
スクロールで文字が出てくる演出は使えませんか
使えます。文字が開いた時点でページにあり見た目だけを動かす作りなら読まれます。スクロールしてから文字を読み込む作りだとGoogleに届かないことがあります。
今のサイトがどちら側か自分で確かめられますか
見出しの文字を長押しして選べるかとメニューを長押ししてリンクのメニューが出るかで見当が付きます。はっきり確かめるなら作った制作会社にHTMLの文字で置いているかを聞いてください。