2026.11.03社内DX・AI活用

LINE Notifyの代わり|カレンダーで足りる会社とLINEで送る会社

AUTHORCreavePlus 編集部
LINE Notifyの代わり|カレンダーで足りる会社とLINEで送る会社
この記事の目次

「前任者が作った予定のLINE通知がある日から届かなくなった」と、LINE Notifyの代わりを調べている担当者は多いです。LINE Notifyは2025年3月31日に終わっていて、止まった通知は待っていても戻りません。予定を知るのが1人ならGoogleカレンダーの通知で足ります。何人かのLINEに送り続けたいなら、LINE公式アカウントのMessaging APIで作り直します。

LINEの開発者向けのお知らせでは、2025年4月1日以降はLINE Notifyのすべての機能が使えなくなると案内されています(LINE Developersのお知らせ)。前任者の作った通知が今も止まったままなら、作り直すまでは誰にも届きません。

この記事では、LINE Notifyの代わりになる方法とそれぞれにかかる手間と上限を順に説明します。そのうえで御社がカレンダーの通知で足りるのかLINEで送る側なのかを見分ける基準をお伝えします。

LINE Notifyは2025年3月31日に終わっている

LINE Notifyは、決まった文章をLINEのトークに送れる無料のサービスでした。前任者が作った予定の通知も、Google Apps Script(Googleのサービスを自動で動かす無料のプログラム)からLINE Notifyに送る形で作られていることがあります。

サービスが終わったので、送る側のプログラムが動いていてもLINEには何も届きません。通知が来ないことは目に見えにくいので、止まっていることに気づくのが遅れがちです。

代わりの方法は大きく2つです。1つはLINEをやめて、Googleカレンダーそのものの通知を使う方法です。もう1つはLINE公式アカウントのMessaging API(プログラムからLINEにメッセージを送るための窓口)を使い、LINEに送る形を作り直す方法です。

LINE Notifyで送っていた通知は自動では戻らないので、代わりの方法を選び直す必要があります。

1人で予定を知るならGoogleカレンダーの通知で足りる

前の節の2つでは、手間が少ないのはGoogleカレンダーの通知です。Googleカレンダーのヘルプでは、通知の種類としてメールとデスクトップの通知とアラートが説明されています(Googleカレンダーのヘルプの通知の説明・2026年11月に確認)。

予定ごとの通知は予定を開いて[予定を編集]を選び、通知のところで[通知を追加]を押すと足せます。スマホにGoogleカレンダーのアプリを入れておけば、LINEと同じように画面に知らせが出ます。

カレンダーの通知は、LINEの通数やプログラムの上限を気にする必要がありません。プログラムを置いておく場所も必要ないので、作った人が辞めても止まる心配がありません。

ただし通知が届くのは、そのカレンダーを見ているGoogleのアカウントだけです。社員それぞれが自分のスマホで設定する必要があり、LINEのグループにまとめて送ることはできません。

予定を知る人が1人か各自が自分のカレンダーを見られるなら、LINEをやめてカレンダーの通知に切り替えるのが一番手間がかかりません。

LINEで送るならMessaging APIは送る人数で数える

何人かが同じLINEのグループで予定を見ている会社では、前の節のカレンダーの通知では足りません。この場合はLINE公式アカウントを作り、Messaging APIを使ってLINEに送ります。

LINEの開発者向けの説明では、LINE公式アカウントを作ってLINE Official Account ManagerでMessaging APIを有効にすると始められると案内されています(LINE DevelopersのMessaging APIを始める手順)。2024年9月4日からは、開発者向けの画面から直接作ることはできなくなっています。

LINE Notifyとの一番の違いは送れる量です。Messaging APIの料金の説明では、日本の無料のコミュニケーションプランで送れるのは月200通までで追加で送ることはできません(LINE DevelopersのMessaging APIの料金・2026年11月に確認)。月5,000通のライトプランは月5,000円(税別)です。

通数は送った回数ではなく、受け取った人数で数えられます。同じ説明では、5人いるトークに1回送ると5通と数えると書かれています。

たとえば5人のグループに毎朝1回送ると、30日で150通になり無料の200通に収まります。同じ通知を10人のグループに送ると30日で300通になるので、無料のプランでは月の途中で送れなくなります。

お客さまからのメッセージへの返事に当たる応答メッセージは、通数に数えられません。決まった時刻に送る通知はプッシュメッセージになり、通数に数えられます。

LINEで送るなら、送る人数と回数をかけて月200通に収まるかを最初に計算します。

Apps Scriptで送るときの6分と90分の上限

Messaging APIに送る役目は、これまでと同じくGoogle Apps Scriptに持たせることができます。前任者のプログラムも、送り先と送り方を書き換えれば使える部分があります。

Apps Scriptには使える量の上限があります。Googleの説明では1回の実行は6分までで、一般のGoogleアカウントで時間を決めて動かすトリガーは合計で1日90分までです(Google Apps Scriptの割り当て・2026年11月に確認)。Google Workspaceのアカウントでは1日6時間までです。

毎朝の予定を1回送るくらいなら、この上限に届くことはまずありません。上限よりも気をつけたいのは、送るためのチャネルアクセストークン(LINEに送ることを許すための文字列)をプログラムの中にそのまま書かないことです。

時間で動くApps Scriptのトリガーは、作った人のGoogleのアカウントで動きます。作った人が辞めてアカウントが消されると、通知もまた止まります。

Apps Scriptで作り直すなら、会社のアカウントで作り誰が持っているかを書き残しておきます。

カレンダーで足りる会社とLINEで送る会社

ここまでの話を表にまとめます。御社の通知の使い方を当てはめてください。上司に説明するときにもそのまま使えます。

確かめること

カレンダーの通知で足りる

LINEで送る

通知を見る人

1人か各自がカレンダーを見られる

何人かが同じLINEのグループで見る

送る量

数は気にしない

人数と回数で月200通に収まるかを計算する

通知の中身

予定の名前と時刻で足りる

今日の予定の一覧など決まった文章にしたい

作ったあとの持ち主

各自のカレンダーの設定だけ

会社のアカウントでLINE公式アカウントとApps Scriptを持つ

4つとも左の列なら、Googleカレンダーの通知で足ります。今日のうちに予定ごとの通知を足して、前任者のプログラムは止めておいてください。

1つでも右の列があるなら、LINEで送る側です。先にLINE公式アカウントを会社の名義で作り、送る人数から月の通数を計算してから作り直してください。

御社が今日やること

次の4つは今日確かめられます。

  1. LINE Notifyで届いていた通知を書き出し、誰が何を見ていたかを確かめる
  2. Googleドライブで前任者のApps Scriptを探し、持ち主のアカウントを確かめる
  3. LINEで送る通知について、送る人数と1か月の回数をかけて通数を出す
  4. 1人で見る通知は、Googleカレンダーの予定に[通知を追加]で切り替える

やりがちな失敗は、止まったプログラムをそのまま残しておくことです。あとから誰かが動かすとエラーが出続けるので、使わないものはトリガーを消しておいてください。

LINE公式アカウントでお客さまへの返事を自動にしたいときは、応答メッセージで足りる場合の記事も参考にしてください。

弊社がやっていること

弊社では社内の作業をいくつか自動化して毎日使っています。たとえばAIが作ったThreadsの投稿文を承認すると、予約した時刻に投稿されるようにしています。どの自動化も人が最後に確認してから先へ進む形にしています。

つないだサービスの仕様が変わったりアクセストークンの期限が切れたりすると、自動化は止まります。LINE Notifyのようにつないだサービスそのものが終わることもあります。そのため止まったことに気づく監視と直しまでを自動化の一部と考えています。

一方で弊社をすすめない場合もあります。

  • 予定を知るのが1人なら、Googleカレンダーの通知で足りるので弊社に頼む必要はありません
  • LINE公式アカウントの作成と料金プランの契約は御社の名義で行うもので、弊社の作業には含まれません

何人かのLINEに決まった通知を送る形を作り直したいときは、自動化の出番になります。弊社で動いている自動化の例は業務の自動化のページに載せています。御社の通知の作り直しで迷うときは相談の窓口からご連絡ください。初回の30分は無料です。

よくある質問

LINE Notifyの通知はまた使えるようになりますか

使えるようになりません。LINEのお知らせでは2025年4月1日以降はすべての機能が使えなくなると案内されています。

前任者のApps Scriptはそのまま使えますか

送る先をMessaging APIに書き換えれば使える部分があります。書き換える前に会社のアカウントで持ち直してください。

LINEのグループに送ると何通になりますか

グループの人数分の通数になります。5人のグループに1回送ると5通です。

無料の200通を超えるとどうなりますか

無料のコミュニケーションプランでは追加で送れないので、その月はそれ以上送れません。超えそうならライトプランに変えるか送る回数を減らします。

RELATED